しばらく3人で話してた時、
なんとなく仲良くなれて
お互いに名前で呼び合うまでになった。





「そういや斗くんは今
まこと仕事してるんだよね?」





この言葉をきっかけに
色々と運命が動き始める。






「そう!」






待ってましたとばかりに
食い気味に答える俺。


新藤さんについて色々知れると思ったんや。






「そっか。
仕事でのまこはどんな感じ?」

「んーーーどんなって難しいけど....」

「ちゃんと話せてる?」






最初は笑い混じりに
聞いてきた志乃ちゃんやったけど、
どんどん眉が下がってきて。








「喋れてる.....るけど、、なんで?」






少しの間の後に志乃ちゃんと龍が
顔を見合わせる。






「ううん、話せてるならいいの。
ほら、龍、斗くんのグラス空いてるよ。」

「あ、ほんまや。斗つぎ何飲む?」

「あ、あぁ、次......」






明らかに何かを隠す2人がいた。