好きな人とお兄ちゃん

門から少し離れた車まで
2人で並んで歩く。

ふと蒼志をみると
制服のボタンが全てなくなっていた。

『ボタン…』

結月が呟く。

『え?』

蒼志が結月を見る。


『モテるんだね』

『そんな事ないですよ。
みんな友達に貰われていきました』