結月はそれを飛びつくように
手にした。



ーーこれは…!!!




『蒼志くんの、連絡先でーす♪』

紗凪がドヤ顔をした。

『もう紗凪ってば…』

結月は照れ笑いをした。



『でもさ…
蒼志くん、好きな子いるんだって。』

結月がため息を吐いた。