さくらロード

「美味しい…!」

ほんのりした甘さと、塩味が程よく利いている。

中はサクサクで、外はしっとりしていて何個でも食べられる。

「お前、店番してて食べられなかっただろ。あれから新しく作ったんだ」

「もしかして…私の為に…」

「まあそんなところだな」

潤が照れくさそうに顔をポリポリとかきながら言う。

こんな顔もするんだ。

私は潤の新しい部分が知れたようで嬉しかった。