さくらロード

「あか…り…」

「じゅ、潤…」

しばらく二人で見つめ合ってしまった。

潤の吐息が顔に当たり、更に心臓の音がうるさくなる。

「じ、潤…火は…」

私は潤から目を背けながら言った。

「あ」

この期に及んで火事など起こらせようものなら笑えない。

「はぁ…」

安心したのか、心臓の音が次第にゆっくりになっていった。