『葬儀が終わったら、少し話せない?』
『…うん、でも、私はお焼香を済ませたら失礼するね。近くの喫茶店で待ってる』
兄さんと、新しい奥さんに気を使っているんだな。
『わかった、少し待たせるけど行くから待ってて』
僕は葬儀を終え、走ってすぐ近くの喫茶店に向かった。
姉さんが、待っててくれた。
『ごめんね、いいの?抜けて来て』
『兄さんがいるから、大丈夫だよ。ちゃんと兄さんには言って来たから』
『…そう。お父さんにお別れが言えて良かったわ。本当に』
『姉さんは今、どうしてるの?』
それが聞きたかった。
幸せなのはわかってるけど、それでも聞いて安心したかったんだ。
『…うん、でも、私はお焼香を済ませたら失礼するね。近くの喫茶店で待ってる』
兄さんと、新しい奥さんに気を使っているんだな。
『わかった、少し待たせるけど行くから待ってて』
僕は葬儀を終え、走ってすぐ近くの喫茶店に向かった。
姉さんが、待っててくれた。
『ごめんね、いいの?抜けて来て』
『兄さんがいるから、大丈夫だよ。ちゃんと兄さんには言って来たから』
『…そう。お父さんにお別れが言えて良かったわ。本当に』
『姉さんは今、どうしてるの?』
それが聞きたかった。
幸せなのはわかってるけど、それでも聞いて安心したかったんだ。



