悲嘆な声が響く中、 落ち着いた調子のまま婦人達に近づいた その男はメガネを外し、 ベビーカーの中の幼子を見つめた。 「……大丈夫、君はまだ生きれるよ。」 指を幼子の心臓に、ソっと当てた……。 「………ッオギャーッ!!」 「おい、息を吹き返したぞ!?」 「何があった!?奇跡だ!!」 母親が抱き抱えて感涙してるのにも振り向かず、 男は一言だけ、呟いてその場を去った。 「…………"治療、完了。"」 ーーーーーーーーーーーー