「これ…無意識だよね?」
 なんか…周りから見たら俺達カレカノに見えるんじゃ…?
 まぁ、違うけど(笑)
 いわゆる、肩ズンってやつ?
「いや、心臓に悪いのなんの…」
 …小さい頃にも、あった気がする。
 そこまで考えて、俺はハッとして頭を振る。
「あの人のことを思い出したら…みんなに、迷惑が…」
 そこで、口をつぐむ。
「着いたら、起こしてあげるからね…」