仕方のないことだとしても、なかなか割り切れるものでもなく、、、女の魅力皆無だしね。

まぁ、今はそれが多方面で役立ってはいるけど。

「ただいまー。」

「あ、棚橋さんお帰りなさい。」

「楢岡さん、午後一で裁判所いくから準備よろしく」

「わかりました。えっと、、、同行ですよね?」

「あ、うん。」

この棚橋先生がうちの法律事務所の代表で、百戦錬磨の名弁護士と言われてる。

その棚橋さんの助手パートナーが私。

さて、資料の準備しますか。



この日もいつも通り、裁判所と依頼人の面会、聞き取り調査と淡々とこなして一日が終わるはずだった

だけど、この日はいつもとは違っていた

私の日常が少しずつ変わっていくことになる。