玲「...俺はね!桜舞と李利と照とこうやって話すことが
すっごく楽しいんだ!俺は皆と仲良くしたいとも思うけど今は桜人たちと桜舞たちといることが1番楽しいよ!
だから、桜舞や李利、照が悲しそうなのは
放っておけないんだ。俺のお節介かもしれないけど...。
俺は皆で笑いたい。そのためならなんでもやるよ」


李「玲空...」


桜人「信用できないのは分かる。俺もそうだからな。
でもだからってお前たちと一線を引いておきたくはねぇ。桜舞やお前らが何か抱えてるのは目に見えるし、
深く詮索はしねぇよ。約束する」


照「桜人...」


徠「信用できるようになるまで、俺らはしつこいからな!単純に俺は桜舞を放っておけないってだけなんだけど。」


律「俺、桜舞と似てるんだと思う。
だからこそ、桜舞の気持ち、分かるんだ。
言いたくないって気持ち。
だから大丈夫。桜舞が俺たちを信じてくれるまで待つって俺、決めたから」


李「徠、律佳...」


照「完全に...とは言えない。でもね?
俺たちも初めて見たんだよ」



初めて見た...?



照「俺たち以外であんなに楽しそうに笑う桜舞。
正直、ちょっと羨ましかったなー」


徠「照...」


李「桜舞は自覚してないだろうけど、多分玲空たちのこと気に入ってるんだと思う。私たちもね。
だからこそ、まだ話すわけにはいかないの」


律「うん、分かってる」



桜舞のことを話す2人は少し寂しげで影をまとっていた。


いつか、桜舞だけじゃなくて2人もそんな顔をせずに
3人で笑い合える日が来たらいいのにな。


俺は天井を仰いでそう願った。