いつか俺が君を幸せにできるのなら

美味しかった夕食を終えて、
俺たちはそれぞれの部屋に戻り、
一夜を明かした。


次の日、真っ青な晴天が俺たちを迎えてくれた。



玲「んー!おはよ!」


桜人「はよ」


徠「気持ちいい朝だなー」


律「んー」


徠「おはよ、律佳。ほら、顔洗ってこい」


律「ん...」



律佳が眠い目をこすりながら洗面所へと行くのを
後ろから徠が追っていく。


ホント徠は面倒みがいいよね。


律佳もなんだかんだ言って、徠に甘えてるし。



桜人「朝食の後はお土産とその他の観光だったよな」


玲「うん、多分」


徠「お土産かー。俺、あいつらに何買って帰ろ」



徠の家は兄弟が多いから、お土産を選ぶのにも
きっと一苦労だろうな。


俺は一人っ子だから、そういうのよくわかんないけど。



律「時間...」



ガヤガヤと話し込んでいる間に約束の時間だったようで
律佳に教えてもらい、俺たちは朝食の支度をした。


夕食を済ませたところに行くと、ほぼほぼクラスの皆が
揃っていて、俺たちは昨日のように桜舞たちを探した。



玲「あれ、桜舞たちは?」


照「あ、玲空...」


桜人「どーした、照?」


徠「桜舞たちと一緒じゃねぇの?」


照「ちょ、ちょっとね」


律「...」



照が苦笑しながらテーブルについて、うつむく。


その姿で何かあったことを察した俺たちは
黙って照と同じテーブルについた。



玲「どーしたの、照」


律「桜舞に何かあったの」



律佳が聞いたことの無いような真剣な声で照に尋ねた。


照はそんな律佳の様子に驚いたみたいで、
目を見開いていた。


並べられた朝食に誰1人として手をつけずに
照が話し出すのを皆で待っていた。