いつか俺が君を幸せにできるのなら

律「俺、こんなに話したの、玲空たち以外に初めてかも」


桜「俺もここまで自分のこと知られたのはお前たち以外にいなかったよ」


律「出会ってよかったかもね」


桜「...そーだな」


李「あ!いたいた!桜舞、律佳!」



途端に李利と徠が大急ぎで俺たちの元へと
走り寄って来てくれた。


俺は驚いた。


どうやってここにいるって分かったの?


桜舞を見ると、桜舞はそれが元々分かっていたようで
立ち上がり、手を振っていた。



徠「ったく...探したんだぞ!?」


律「ご、ごめん...」


桜「怒んなよ、徠。人混みに流されたんだ。
仕方ないだろ。それに、こうやって無事に会えたんだし。よかったってことでさ」



桜舞が俺の代わりに徠に弁解する。


徠は仕方ないとため息をつきながら、
俺の頭をくしゃくしゃと撫でた。


俺をホッと安心する。


徠は俺の兄みたいな感じだから...。



李「...桜舞。無理した?」



李利が聞いたことないような
真剣な声で桜舞にそう言った。


俺はドキッとした。



桜「した。でも、平気。なんとかなった」


李「...分かった」



2人の間で短いそんな会話があり、
俺はハラハラしていた。


もしかしたら2人が喧嘩しちゃうんじゃないかって
思ったから...。


それでも桜舞は深過ぎず、浅過ぎず李利に伝えた。


李利は大きなため息をつきながらも嬉しそうに笑った。


そっか。


李利は桜舞が心配だっただけなんだ...。



律「どうしてここにいるって分かったの?」



俺はくすぶっていた疑問を李利に向けた。


李利はなんでもないと肩をすくめた。