いつか俺が君を幸せにできるのなら

それでも女子たちは嬉しそうに声を上げ、
急いで化粧を直している。


その姿に思い出したくもない記憶を
無理やり呼び起こされて、思わず口を覆う。


気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い!!!


その瞬間にガタッと椅子が鳴り、
李利が立ち上がっているのが見えた。



李「先生、帝月が気分悪そうなので、
保健室に行ってきます」



そう言いながら俺の元へとやって来て
俺の手首を握って引き連れてくれた。


ごめん、李利...。


詳しく話していないとはいえ、
俺の事情を知っている担任は頷いて了承してくれた。


ただ、転入してきたばかりの4人は
驚いて俺と李利を見つめていた。


その視線にも気持ち悪いと感じ、李利の手を握り締める。


それから、俺と李利は保健室へと向かった。



桜「ごめん、李利...」


李「桜舞が謝ることじゃないでしょ。気にしないで」



李利は凛としてずっと俺の手を握ってくれている。


それだけで俺はホッと胸をなでおろした。