いつか俺が君を幸せにできるのなら

照は気にしないで!と笑う。


こういう照は良い奴だと思う。


言わないけど。


照が座席へと戻った直後に担任が教室へと入ってきた。


そして、全員の顔を見渡してから、
黒板へと向き直り、4つの名前を書き始めた。


まさか...。



担「今日から転入してきた4人だ」



途端に女子たちの悲鳴が上がる。


もちろん、黄色い歓声。


俺は耳を塞ぐ。



担「いい加減にお前ら静かにしろ!入って!」



慌てて進行する担任の合図と共に入ってきた
随分と個性的な男子4人。


左から照よりも薄い茶色に染めた髪で、
耳には蒼いピアスを付けている男、逢隈玲空。


その隣で面倒くさそうにそっぽ向いている黒髪で、
おそらくカラコンを付けている男、中津桜人。


1番背が高く、深い緑色の髪で、
フードのついたパーカーを着ている男、皆星徠。


その反対に背が低く、肩にヘッドホンを下げ、
俯いている少年のような男、館原律佳。


言われてみれば確かに顔は整っていた。


でも、照や李利の方がよっぽど綺麗だと思うけどな。