その後、先生の議事を受け継いだクラス委員長が
黒板にそれぞれの人数を書き込んだ。


ふむ、男女4人か。


どうやら、自由に決めていいみたいだけど、
桜舞は絶対に私と組まないと...。


チラリと桜舞の方を向くと、
桜舞がいかにも気分悪いですというような顔で
私を見ていた。


分かってるってば。


私は笑いながら頷いた。


ホント、不幸とはいえ桜舞は行事ごとが嫌いよね。



徠「自由に決めていいみたいだな。律佳、組もうか」


律「うん」


徠「あ、李利。もし、男子決まってねぇんだったらさ、
俺らと組まね?」


李「え」



どーしよ。


いつもの3人でいようとは思ったけど...。



桜「李利?」


徠「あ、李利は桜舞と組むのか」


李「うん」


桜「え、何。徠と律佳も一緒なの」


李「多分そーなるよ。照は部活の子と組みそうだから」



私たちの会話を察して勘づいた照は
もう行動に移していてクラスの運動部の子たちと
グループになっていた。


若干不貞腐れているので、隠れてメールを送った。


今度ジュース奢るから、って。


徠は前に桜舞と食堂に行ってた仲だから信用出来る。


律佳においては私の情報が言うには...多分桜舞と一緒。


桜舞同様、私は放っておけないし。


それにこの時点で2人と組めるのは桜舞にとって、
好都合なはずだ。