いつか俺が君を幸せにできるのなら

玲「桜人はこう見えてピアノコンクール優勝者だし、
律佳なんかは小説コンクール総合優勝者でもあるんだよ」


桜人「そんな大きく言うことじゃない」


律「うん」


李「それでもすごい。
アンタたちって何かしらの特技があるんだね」


徠「それはお前らも同じだろ?」



さっきから、この微妙な褒め合いはなんだ...?


ていうか、俺には人に話せるような特技なんて
1つもないんだけど。


完全にこの輪から外れてる...。


...考えてみれば、こんなに大勢で話すようになったのも
今回が初めてかもしれない。


昔は周囲の女が気になってそれどころじゃなかった。


今では李利や照のおかげで
少しずつ話せるようにはなったけど、
こんなに大勢でいるせいか、
周囲の女に関して意識が向かなくなっていた。


すごい...。


俺はただ単に感心していた。



徠「桜舞は?」


桜舞「は、俺!?俺はそんなの...ないよ」


玲「あるよ!」


桜舞「えっ」


玲「優しいところ!」



いや、それはお前が言うことじゃないby全員



桜舞「とにかく、俺には誇れるものなんてない。
だから聞くなよ、皆星」


徠「そうか?んー、悪かったな。
でも、俺らのことは名前で呼んでくれよな」


桜舞「えっ」