いつか俺が君を幸せにできるのなら

桜「にしても、李利、調べた情報の中に
イケメンってのが入ってたの?」


李「いーや?あちらの女子さんたちが
さっきから黄色い歓声で叫んでるのを聞いただけ」


桜「あ、そーか。
俺、無意識にシャットアウトしてて、聞こえてなかった」


李「相変わらずだよね、ホント」


桜「治すつもりはないからな」


李「分かってるよ」



李利は目を伏せてやれやれと肩をすくめる。


その様子を尻目に見ながら、
俺はなんとかして靴箱まで足を運んだ。


途中何度かぶつかったこともあり、思わず青ざめていると李利がすかさず手を握って引っ張ってくれる。


その瞬間に、ホッと安心した。


俺は極度の女嫌いだ。


もちろん、李利も女だけど、
昔からの馴染みだから平気だし、
李利自身も俺が女嫌いだってことをよく知ってる。


李利がいないと多分、俺は学校で生きていけないと思う。


李利に言えば、大袈裟なっと笑われるだろうけど。



桜「マジでサンキュ、李利」


李「いーよ。校門前でたむろってる彼女らが
迷惑なだけだしね」



...李利はイケメンだ。


上靴に履き替え、李利と肩を並べながら教室へと入った。


ガラーン...。


教室にいるのは半分くらいの男子だけ。


まさか、一クラス分の女子があそこにいたってこと!?


考えただけでも気分が悪くなる。



李「おーおー...。ここまでのイケメン君が来るとはね」


桜「感心してる場合かよ...。やばい、気持ち悪い」


李「空想で気分害さないでよ、桜舞」


桜「悪い」



俺は李利に謝り、自分の席に着いて机にうつ伏せた。