あれからほぼ半日授業をサボり、
俺たちは教室へと戻ってきた。


退出の仕方があまりにも衝撃だったのか、
一斉に俺たちへと視線が集まった。


思わず俺はギクシャクする。



李「大丈夫。堂々としてなよ」


照「そーそー!」



何事も無いように李利と照は俺を先導してくれた。


俺は2人に感謝しながら1度嫌ったあの席へと戻った。


何故かあの取り巻きたちはおらず、
逢隈は静かにうつむいて座っていた。


なんだ?


驚きながらも黙って自分の席についた。


そーいや、教室来た時もあの女共に
何も言われなかったけ...?


変なこともあるもんだな。



玲「あ、あの!」


桜「...んだよ」



急に後ろから話かけられ、振り返らずに答える。


一体どんな文句が出てくるかと身を構えていると...。



玲「さ、さっきはごめんなさい!」



出てきたのは謝罪の言葉だった。