いつか俺が君を幸せにできるのなら

桜人「納得」



兄妹のいる徠と桜人だけがしみじみと頷く。


溺愛っていいことなんじゃないの?



桜舞「ハァ...」


照「あ、おかえり」


李「どーだった?」


桜舞「お土産で済んだ」


照・李「「あはは...」」


玲「え?え?」


徠「まぁ、要するに桜舞は昨日家に帰らないことを
言ってなかったからお兄さんが心配してきて、
その代わりに自分にお土産を買って帰ることで許した
ってことだよ」


桜舞「すげぇな、徠。よくわかったな」


徠「だてに兄貴やってねぇからな」


桜人「そんなにやばいのか?お前の兄貴」


桜舞「帰ったら2時間は離してくんないな、これ...」


李「ドンマイ」


律「そんなに溺愛されてるんだ...」



律佳がさぞ恐ろしいと言う顔で同情する。


桜舞は苦笑しながらも頷く。



桜舞「悪い人ではないけどな」


玲「いいなー、兄弟!」


桜舞・李「「そーでもない」」


照「ハモって言うこと!?」


桜人「てか、お前ら、忘れてるだろうけど、一応
俺たち勉強しに来てるんだぞ?」



あ。


桜人のその一言で全員がここに来た目的を思い出す。


桜人はやれやれと肩をすくめた。



玲「そういえば、そーだったねー!」


照「忘れてた!」


徠「ま、朝は昨日の休憩ってことで!
そのまま寝ちまったから、風呂に入れてねぇし、
先に李利、シャワーでも浴びてくれば?」


李「え、いいの?」


徠「おう。桜舞も」


桜舞「俺はいーよ」


李「何言ってんの。私の後に入りなよ」



有無を言わさないと李利は威圧的な視線を桜舞に向ける。


お、おっかない...。


桜舞は渋々頷いた。


それから、李利、桜舞、俺、律佳、桜人、照、徠の順番で
それぞれシャワーを浴び、勉強を再開した。