玲「おはよう!2人共!」


桜人「おー」


照「おはよぉ」



眠そうだなぁ。


俺はクスクスと笑う。



桜人「ん?徠は?」


玲「朝ごはん作ってくれてるよ」


照「皆、ここで寝落ちしたみたいだね」


玲「うん、そうみたい」


桜人「お前ら、すげぇ寝落ち早かったぞ」


玲「そーなの?」


律「ふわぁ...」


玲「あ、おはよ」


律「ん...」



律佳が眠い目をこすりながらムクッと起き上がる。


毛布を肩までかけ、目を伏せる。


途端に香ってくる目玉焼きのいい匂い。



照「お腹空いたぁー」


桜人「俺、徠を手伝ってくるな。お前らは李利と桜舞を
起こしとけよ」


玲「うん!」



桜人が徠を追ってキッチンへと向かった直後に
俺と照は顔を見合わせて、ニヤッと笑い合った。


律佳がモロに嫌な顔をする。



玲「おっはよー!李利!桜舞!」


照「おはよー!朝だよー!」



俺たちは声を揃えて2人に声をかけた。


ビクッとその声に反応して、2人はのそのそと
起き上がった。



李「...朝からうるさい」



どうやら李利は機嫌が悪いみたいだ...。


照の顔がさっと青くなる。



桜舞「うるさいな...ったく」


照「わわわ...ご、ごめんよ!お、おはよう」


律「玲空たちのせいで俺も起きた...」


玲「ホント!?よかった!」


全(よくねぇよ...)


徠「お、皆起きたなー!朝食できてるぞ」



ちょうどいいタイミングで徠がキッチンから戻ってきた。



照「お腹空いたぁー!」


李「ありがと、徠」


徠「ん?なんか機嫌悪いな、李利」


律「原因は察して」


桜舞「飯」


徠「あぁ...」



徠がその時苦笑していたことを俺と照は知らない。