玲「なんか、勉強会っぽく無くなっちゃったね」


照「お腹空いたぁー!なんか食べに出ようよ」


李「えぇ?今から?」


徠「適当なものでいいなら俺が作るよ」



一旦話が落ち着いたようで、脳天気な玲空が
話を切り出した。


そういや、もう夕飯の時間か。



桜舞「いーのか?徠、お前の家族は?」


徠「この土日はそれぞれ皆、他の家に泊まりに
行ってるんだ。父さんは出張らしいしな」


照「タイミングピッタリだったんだね!」


李「そういえば徠って兄弟何人いるの?」


徠「えっと4人だ」


桜舞「多いな」


玲「皆、すっごく可愛いんだよー!」


律「玲空は基本的に子供が好きなだけでしょ」



玲空は誰にでも懐かれやすいしな。



桜人「俺も手伝うぜ、徠」


徠「ありがとな、桜人」


李「私も手伝うよ」


照「李利は料理もうまいからね!」


玲「そーなんだ!」


桜舞「あぁ、うまい」


李「ちょ、そんなにハードル上げないでよ」


徠「じゃあ、皆で食える鍋にすっか!」


桜人「材料あんのかよ」


徠「んー、まぁ適当で」


李「味噌あるから味噌鍋でいいね」


律「足りないものあるなら、買ってくるよ?」


桜舞「俺も付き合うぜ」


徠・李「「大丈夫!!」」


律・桜舞「「は、はい」」


照・玲空「「あはは!」」



息ピッタリな奴ら...。


俺は影でクスクスと笑う。


それから俺と徠、李利の3人で夕食の支度を済ませ、
皆で鍋を囲み、数時間ほど話しながら勉強していた。


すっかり夜が更けてきて、俺は暗記していた手を
止めて背伸びをした。



玲「んー...こ、れは...」


照「ふ、わぁ...」


律「ん...」