「エリエスサニサルーテル様。戯れがすぎます」

 苦言に舌打ちし、口から目玉を吐き出した。

 それをすかさずカフカリが回収しポケットへしまう。

 自然な流れだ。

 「なんだよ次は」

 台車にのせられてやって来たのは若い男女。

 全裸の震える二人は、エリエスサニサルーテルを見上げて怯えた声をあげた。

 「どうぞ」

 捧げられる供物のように、差し出された。

 それにエリエスサニサルーテルがつまらないなと言葉にだす。