(なにより一ノ瀬くんとの放課後は楽しい)
そうだ、一ノ瀬くんとの放課後は日々の恒例行事となった。
存在さえ知らなかった一ノ瀬くんとここまで仲良くなれるなんて思わなかった。
ーーーそんな楽しい日々もあと三日
「ねえ、きっとこれが最後だよ?行こうよ!」
次の放課後、私は莉子と愛の二人にお茶をしに行こうと誘われた。
確かに一日テスト勉強をしなくても大丈夫だけれど、
「でも・・・」
「私たちとお茶以外になにか重要なことあるの?」
そう言われると何もない。行かない理由などないのだ。
「ううん、行く。三人で制服着て放課後にお茶なんてこれが最後だしね」
「そうそう、最後のお茶会兼女子会楽しむよーー!!」
「愛、正確には女子高生最後ね」
莉子からの突っ込みに#が舌を出す。
「そうともいう」
愛の返しに三人で声を上げて笑う。これから私たちは別々の道に進む。莉子と愛は同じ大学だけど学部が違うからいつも会えるわけじゃない。私に至っては二人の大学とは正反対の方面だから、途中でばったり会うこともない。
もちろん大学が離れても友情は変わらないって信じてる。高校生よりも大学生は自由度が増えるのだから、会おうと思えばいつでも会える。
でも同じ学校に通って、制服を着て、馬鹿騒ぎをすることはもうない。
そうだ、一ノ瀬くんとの放課後は日々の恒例行事となった。
存在さえ知らなかった一ノ瀬くんとここまで仲良くなれるなんて思わなかった。
ーーーそんな楽しい日々もあと三日
「ねえ、きっとこれが最後だよ?行こうよ!」
次の放課後、私は莉子と愛の二人にお茶をしに行こうと誘われた。
確かに一日テスト勉強をしなくても大丈夫だけれど、
「でも・・・」
「私たちとお茶以外になにか重要なことあるの?」
そう言われると何もない。行かない理由などないのだ。
「ううん、行く。三人で制服着て放課後にお茶なんてこれが最後だしね」
「そうそう、最後のお茶会兼女子会楽しむよーー!!」
「愛、正確には女子高生最後ね」
莉子からの突っ込みに#が舌を出す。
「そうともいう」
愛の返しに三人で声を上げて笑う。これから私たちは別々の道に進む。莉子と愛は同じ大学だけど学部が違うからいつも会えるわけじゃない。私に至っては二人の大学とは正反対の方面だから、途中でばったり会うこともない。
もちろん大学が離れても友情は変わらないって信じてる。高校生よりも大学生は自由度が増えるのだから、会おうと思えばいつでも会える。
でも同じ学校に通って、制服を着て、馬鹿騒ぎをすることはもうない。


