「ああ見えて薫はね、とっても優しい子なの。親バカになっちゃうかしら?」 やはり、薫さんとよく似た笑い顔だ。 「私も、薫さんはすごく優しい方だと思います。」 「そう思ってくれてるなんて嬉しいわ。」 あんなに暖かい人、私は他に知らない。 「そろそろ出ましょうか。」 お風呂から出れば、髪やら服やら何もかもお世話になった。 「この後はどうする?薫の所行く?」 今行って迷惑じゃないか躊躇ったが、薫さんと話したい気持ちが動いた。 「行きたいです。」 「ふふ、じゃあ部屋まで案内するわね。」