あの日から、一日が経ち現在時刻は朝の8

時。

今日は、大学に行く予定だった。

だが、昨日の事が頭から離れず、中々切り替

えが出来なかった。

そのおかげで、昨日あまりよく眠れなかった。

「こんな気持ちのまま、会うなんて気まず

い……。」

私は、大きなため息をつき家を後にした。

通学路を一人で歩き、何を話そうか悩みなが

ら大学に向かった。

「平常心が大切だよね…!平常心、平常

心…。」

「何ブツブツ言ってんだ?」

背後から聞こえたその言葉に、私はびっくり

しすぎて心臓が止まりそうになった。