今日は、大学が休みの日。

そんな中私は、佐久間くんにデートに誘われ

た。

人生初のデート……。

緊張しすぎて、夜中々眠れなかった。

朝になると、寝不足気味だが楽しみの方が強く、目はとて

も冴えていた。

佐久間くんが来るのを待っていると、遠くの

方からこちらに走ってくる人がいた。

「花依さん!」

真っ直ぐ走ってくる佐久間くんに、私は笑顔

で手を降った。