『僕は、毎日ドラキュラの世界と人間の世界を行き来してます。そこに洋服もたくさんあります。トマトジュースも』


何でもあるんだね、その世界にも。


いったいどんなところなんだろう。


すごく興味があるし、行ってみたい気もする、


『でも、大変じゃない?毎日行き来するの。遠いんでしょ?やっぱり』


完全なるイメージ。


地球からいったいどれだけ離れてるんだろう。


異世界なんて行ったことないからわからないよ。


まあ、地球人なら当たり前か。


『いいえ、一瞬です。ただ、目を閉じて願うだけです』


ね、願うだけ?


本当にそんな魔法みたいなことが出来るの?


『じゃあ、今、この場所からドラキュラの世界に行って、着替えてくることは出来る?』


『はい』


何やら目を閉じて願うケント。


あっ、えー!


き、き、消えたー!!!