すると騒がしいと感じた看護師と奏多にぃもやって来た。
「とーさんどーした。」


「なんでみんなくるの?なんで助けるの?みんなどっか行ってよ、こないでこないで」


奏多にぃは鎮静剤の指示をだす。

「璃子。言いたいことはわかるよ。でもな。言っちゃいけないこともある。とーさんも俺も璃子が大切なの」

耳元で諭しながら、腕に注射する。

「いたっ、ッヒクわか、、てる。でもでも。すきなの。」

もやもやとする意識のなかでいってしまった気がした。