特別室に入院させられて

毎日看護師さんやら研修医さんに気を遣われ疲れていた。

すると大好きな奏多にぃがきた
「りーこ?大丈夫か?」

「奏多にぃ、、うん大丈夫だよ。だいたい落ち着いた。酸素なくても平気そうだよ?」

ほんとかーと酸素の機械をはずしてみた。


「奏多にぃ、忙しくな、い、、、の?ハァハァ」

「苦しいんじゃない?ほら機械は正しいよ?」

酸素の数値がどんどん下がっていく。

すると奏多にぃは酸素マスクを戻して
抱き締める形で背中さすってくれる

「奏多にぃ?」

「なかなか落ち着かないな!しぶとい喘息だな。せっかくこっち来たのに、璃子と出掛けられなくつまんないな、」奏多にぃははにかみ笑いをした。

自分との時間を作ってくれようとしてる兄が大好きだった。