気付いたら白い天井

「ん?ー」

あー気を失ったのかなー。久しぶりの強い発作
もしかしてこれは最後の大会もでれないのかな?

ガラガラ

「璃子ー、!!」陽お兄ちゃんが走ってきた!

「陽お兄ちゃんうるさい」

「あっごめんな、心配でさ。あんなに無理するなって朝言ったのに。」

『ホントだよなー相変わらずの、強がり璃子。』と入口の壁にもたれて奏多にぃは言った

「もぉーうるさいうるさい。」

『璃子。言うことあるだろう?』

「あっ、お帰りなさい。」

忘れていた挨拶を交わす。

こんなこんな奏多にぃが私は大好き
お兄ちゃんではなくて男の人として。
でも秘密なの。