そういえば最近、嬉しいけど不思議なことが起きている。
奈々ちゃんとやたら目が合うのだ。
今までは俺が奈々ちゃんを見てても、視線なんて1ミリもぶつからなかったのに、最近はよく目が合ってびっくりする。
俺と目が合った奈々ちゃんは、いつも慌てて視線を外す。
目が合うって、俺のこと見てるからだよね?
……もしかして、奈々ちゃんも俺のこと好きなの?
そんな自意識過剰なことを考えてしまうほど、頻繁に彼女の視線を感じた。
でも、奈々ちゃんのこととなると途端に無能になる俺。
この間、せっかく喋る機会が(ぶつかっただけだけど)あったのに、仲良くなるどころか、奈々ちゃんのことを「田崎」と呼んでしまった。
他の女子のことは全員下の名前にちゃん付けで呼んでるのに、苗字呼び捨てって。
奈々ちゃんが一瞬悲しそうな顔をしたから申し訳ない気持ちがして、でも「奈々ちゃん」って呼ばれたいのかなと思ったら、すごく嬉しかった。
呼びたいんだけど、緊張して呼べない。
奈々ちゃんとやたら目が合うのだ。
今までは俺が奈々ちゃんを見てても、視線なんて1ミリもぶつからなかったのに、最近はよく目が合ってびっくりする。
俺と目が合った奈々ちゃんは、いつも慌てて視線を外す。
目が合うって、俺のこと見てるからだよね?
……もしかして、奈々ちゃんも俺のこと好きなの?
そんな自意識過剰なことを考えてしまうほど、頻繁に彼女の視線を感じた。
でも、奈々ちゃんのこととなると途端に無能になる俺。
この間、せっかく喋る機会が(ぶつかっただけだけど)あったのに、仲良くなるどころか、奈々ちゃんのことを「田崎」と呼んでしまった。
他の女子のことは全員下の名前にちゃん付けで呼んでるのに、苗字呼び捨てって。
奈々ちゃんが一瞬悲しそうな顔をしたから申し訳ない気持ちがして、でも「奈々ちゃん」って呼ばれたいのかなと思ったら、すごく嬉しかった。
呼びたいんだけど、緊張して呼べない。



