三、四時間目の授業も遠藤君と喋ることなく待ちに待った昼休みがやって来た。

私はいつも幼なじみの一輝とご飯を食べている。

さぁ、一輝のいる屋上へ………

「城ノ内。」

げ、嫌な予感がする。私は恐る恐る振り向いた。
そこには怖い顔をした岸和田先生が立っていた。

「数学の課題、提出してないだろ。期限過ぎてるのお前だけだぞ。今からやれ。」

そ、そんなぁ~。とりあえず、やるしかないので、私はあわてて取りかかった。