目が覚めると、真っ白い世界の中にいた。

『あーちゃんのこと大好きだから。』

こう君の言葉がまだ耳から離れない。

「あ、気付きましたか?」

私の視界に顔が侵入してくる。

「少々打ち所が悪かったですが、あと3日も入院すれば大丈夫ですよ。」

そう言うと私の病室を出ていった。

その医者と入れ替わるように入ってきたのは……

「や、弥生………?」

あぁ、そうか、私を笑いに来たんだ。いい気味だって言う風に。

でも、弥生から出た言葉は私が全く予想していなかった言葉だった。