ゆいは思う。

「知ることは・・・全てじゃない」

アリスが答える。完爾として。

「あなたはあなた自身が完全ではないことを知っている。
しかし、こころというのはそうではない。

守護する獣がいるはずよ」

とアリス。

ゆいは答えた。

「それは何と言うものでしょうか?」

「あなた自身のこころよ。
良心といってもいい。

忘れてはならない。
あなたには良心に従う義務があるの」

ゆいは答えた。