危ナイ隣人

コドモの私で物足りなくないかな。

魅力的な女性が周りに現れたらどうしよう。ナオくんが裏切るなんてありえないと思うけど、女の人はほっとかないかもしれない。


ナオくんはああ言ったけど、ナオくんの世界だって、これからもっと広がっていく。

大人の世界だからこそ、私にはわからないことや知らないことが沢山ある。


もしかしたら、変わってしまうことだってこれから出てきちゃうかもしれない。

今のままではいられなくなる日が来るかもしれない。

そんなことが頭を過ぎっては、不安になって、怖くなる。



そんなの嫌だ。ずっと、このままでいたい。


マンションの隣人で、隣に行けばすぐに会うことが出来る。

大好きなナオくんが、同じように私を好きでいてくれる。


この心地いい関係のまま、変わることなく、ずっと一緒にいたい。


この掛けがえのない時間を、永遠にしたいよ……。





1月中旬に大学共通テスト、2月上旬に一般入試が行われた。


睡眠食事以外の時間はほとんど勉強に充てた。

それでも、大学共通テスト利用方式では、滑り止めにと少しランクを落とした大学には何とか受かったものの、第一希望の大学はどの学部もダメだった。


私の本命を滑り止めにするような人達も利用するから覚悟してたとは言え、軒並み不合格だった時はさすがに堪えた。


それでも何とか気持ちを切り替えて一般に挑み、吉報が届いたのは2月下旬。





「いやー、よかったわねぇ!」