危ナイ隣人

セティもまたローラに想いを寄せるようになるが、国境付近で起こった隣国との衝突に、セティが駆り出されることとなってしまう。



「”セティ。本当に行ってしまうの?”」


「”はい。必ず戦果を挙げて、あなたの元へ帰ってきます”」



大事な別れのシーン。

舞台上には、セティとローラだけ。



これ、普通に進行してるけど、実際は性別が逆なわけで。

もちろん身長差とかもそのままなんだけど、一体客席の人達はどんなふうに見てるんだろう……。



セティが戦場に向かってしばらくした頃、自国の勝利の報が城へ届いた。


セティの活躍が認められれば、ローラとの結婚は夢ではないかもしれない。

そんな期待を抱きながら、ローラはセティを待った。


しかし、城下町の門の向こうに兵士達の列が見え、城に到着してからも、ローラはセティの姿を見つけることができない。



「”セティ。セティはどこなの? ……セティ! セティ!”」



舞台で頑張るローラの姿を、国に帰ってきていないセティは舞台袖から見守る。


このシーン、監督の演技指導に熱が入ってたところだ。

重要なシーンだから、絶望を感じて! って言われて、塚田くん、本気で困った顔してたっけ。



否が応でも練習する羽目になって……中々練習の成果出てますね、昴さん。



兵士が帰還してもセティの姿はなく、悲しみに暮れ続けるシーンの後、使用人のカミラがローラに駆け寄る。



「“ローラ様! たった今、城下町の門をくぐった騎士がいるとの報が……!”」