危ナイ隣人

ガーランドがついてたり、気球の飾りがパラパラめくれるようになってたり。


私の写真を中心に、お兄ちゃんやお父さんやお母さんの写真が沢山貼られてられていた。



「これ……お兄ちゃんが作ったの……?」



仕掛けは、確かに綺麗とは言えない。

ところどころ模様おかしいし、のりがはみ出てたりもする。


でも、大学生の男の人が妹に向けて作るには、十分すぎるクオリティで。



「ケーキだけじゃなくてこんなサプライズがあるなんて、聞いてないよ」



カラフルなアルバムがぼやけて見えなくなっていく。


紙の上に落ちないように目元を拭うけど、涙は全然止まってくれない。



頑張ってがんばって作って、当日まで私にバレないように、クローゼットの中に大切にしまい込んであったのかな。

そのせいで、そのおかげで、私の元に届くのにこんなに時間かかっちゃったけど。



最後のページにたどり着くと、プレゼントボックスの仕掛けが施されていた。


蝶々結びされたリボンを解くと、懐かしい字が目に飛び込んでくる。