危ナイ隣人

まだ見てないところは、この棚と、クローゼットと……!



「アルバムって何よぉ……っ」



お兄ちゃんの荷物の中に、ナオくんに繋がるものはあれど、自分への何かが見つかるかもしれないだなんて思ってなかった。


だって、7年以上も経っていて、お父さんもお母さんも知らないことなんてほとんどないって。


先月、京香さんも何も言ってなかったってことは……。



「ナオくんだけが存在を知ってたもの……っ」



何が何でも見つけなきゃ。


大好きだったお兄ちゃんが、私に遺してくれたもの。


ボロボロだっていう、たぶん手作りの……!



「……あ」



それらしきものは、取っ手にユニフォームがかかったクローゼットの中で見つけた。

正確には、クローゼットの中の棚の上。


お兄ちゃんには似つかわしくない、淡いピンク色の表紙だった。



「嘘、でしょ」



幼い私の写真が表紙に貼り付けられたそれは、まさかの仕掛けつきだった。