危ナイ隣人

写真、写真。


辺りをぐるりと見まわして、ふと気づく。


……いや、待てよ?

写真って言ったって……今時、アルバムを作る時くらいしか現像しないよね?



「そういえば、スマホどこだろ……」



毎日持ち歩くスマホになら、お兄ちゃんとナオくんの関係性を示す何かがあるかも。


ターゲットを一つに絞って引き出しを開けていくと、目当てのものはすぐに見つかった。

もちろん充電は切れてて電源はつかないけど、ご丁寧に充電器も一緒にしまってあったからありがたい。



ベッドサイドのコンセントに差し込んで、しばらく待つ。

しばらくすると、黒い画面に白いリンゴが表示された。



「この機種、もう見かけることないなぁ」



日本で人気のシリーズだけど、7年以上前の機種だし、全然違う。


ホームボタンないし、私が普段使っているものと比べても、かなり小っちゃいや。



「L●NE、残ってる……」



スマホの中身は、お兄ちゃんが使ってた頃のままだった。


緑のアイコンをタップすると、様々な人からメッセージが来てて。