危ナイ隣人

リビングに行くと、叔母さんが優しい笑顔で出迎えてくれた。



「あーちゃん! 久しぶりだねぇ、ますます可愛くなって!」


「えへへ、久しぶり」



パタパタとスリッパを鳴らしてキッチンから出てきた叔母さんに、いつものように捕獲される私。


この春大学生になったリョウくんは一人っ子。
女の子がいないから、叔母さんは姪っ子である私のこともすごく可愛がってがってくれるんだ。

もちろん、お兄ちゃんのことも可愛がってくれてたけどね。



「こらこら。あーちゃんは用事があって帰ってきたんだから、その辺にしときな」


「あら、そうだった。ごめんね、つい」


「ううん。今日、リョウくんは?」


「朝からバイト行ってるよ。あーちゃんに会えないって残念がってた」


「えー、嬉しい。私も久々に会いたかったなぁ」



管理を任せて家を離れてる私をこんなにも温かく出迎えてくれることが嬉しい。


でも、今日は家を懐かしむために帰ってきたわけじゃないんだ。



「早速、上行っててきていいかな?」


「あぁ。ゆっくりしておいで」



叔父さんと叔母さんに送り出されて、私は階段を上った。