「 好きです。 」 一生懸命発してくれたその一言で私の鼓動が早くなって目線を下に落とす。 「 付き合ってくださいっ、 」 精一杯の告白に今にも逃げ出してしまいそうな男の子。 高鳴った胸に手を当てて自分を落ち着かせる為に息を吸って私は口を開く。 「 …ごめんなさい。好きになってくれてありがとう。 」 一生懸命伝えてくれたのに 気持ちに応えられなくて本当にごめんなさい。