地味女子。〜恋物語〜


中も、まあ凄かったが、

とりあえず、触れられたくなさそうな雰囲気と

水元がいつもとは違う、むしろ
真逆の無表情というスタンスで、
スタスタと足早に歩く。

それに、ついていくのに必死だった。


そして、部屋に着き

「どうぞー」


と、中へと通された。

そこには、大きな部屋に
ドンっと大きなソファーが一つあるだけの
シンプルな感じだった。

水元は、そこに
ドンっと腰掛けると

どうぞっと言わんばかりに
隣を指差した。

わたしは、少し
緊張しながらも、水元の横に
腰かけた。

部屋にシーンという音がしそうな位
沈黙があってから、

「さっきの話、本間なん...」

と話し始めた。