玄関を出ると、 野球部が練習している。 (お世話になりました。) 心のなかで、そう呟き 一礼した。 関わりはなかったが、絵を通して、 部活というカテゴリーで 一緒に頑張っていた様な感じがして 自然と、深々とお辞儀をしていた。 「何してるの?」