地味女子。〜恋物語〜


月曜日 

初めての部活の日。

またしても、緊張し手が震える。

-ガラガラガラッ-

「こ、こんにちは....」

恐る恐る教室に入ると
目のクリっとしたアイドルみたいな顔立ちの
田知先輩がいた。

「お!こんにちは」

笑顔で、手を振りながら
出迎えて下さった。

「おいで!」

と、手招きをされ、近づいていくと
目の前の椅子に座るように言われた。

私は、言われるがまま
先輩の目の前の椅子に着席した。

「えー。では、カメラの講習会を始めます。」

と先生のように言った後

「...えーなんか変なの!」

と笑ってこちらを見た。
私も、なんだか可笑しくなって
笑い返した。


先輩は、私の首に自分のカメラを
かけ、説明をし始めた。

私は、アタフタしながらも
興味津々で、
すぐに、夢中になった。

時間が経つのは、早くて、段々と日は暮れ
夕方になり、部活1日目は
あっという間に終わってしまった。