地味女子。〜恋物語〜


あいさつした後、

先輩方の前にあった椅子に座ってと言われ

そこに座り、たわいもない話をした。

どこから来ているの?とか
今日は、来てくれてありがとう!とか....

それから、
部活の経緯を話してくださった。

“学部”は、どうやら、
先輩ら2人で行っているらしい。

今年で、廃部か...と話していたところに
私が入ってきたものだから、すこし驚いたと
おっしゃっておられた。

先輩方2人も、1年生の頃
したい部活がなく、
じゃあ作っちゃえ!ってことで
友達ら数人で“学部”を作ったらしい。
個人で好きなことをして
過ごしていた、と。

2年生になると、
部活をやめてもよくなり、
友達は皆辞めていったらしい。

でも、先輩方2人は
きっと、私らと
同じ気持ちの後輩の子がいるはず!と
その思いだけで、
今まで続けてこられたらしい。


私にとって、ここは
まさに理想の部活だった。