「なん..で...!?
なんで来たの…ッ!?
なんで何も言ってこないの……ッ…
言ってきなさいよ … ズズッ
やめてとか…
なんでこんなことするのとか...
なんで言ってこないの...
なんでわらってるの…
グス…ッ
優しすぎる...の…よ……
B君が....
B君が…あんた好きなのも....
何もかも...
正しすぎて、むかつく...
私、なにも勝てない...
そわ...なんなの..
ズズッ
なんなの...
なんなのよ、アンタは……ッ」
A子ちゃんは、泣きながら、
急に、右手を大きく振り上げた。
(..うわッ)
私は、目を瞑り
歯を食いしばって構えた。
- バン……ッっ -



