地味女子。〜恋物語〜


(………え。)

A子ちゃんは、私を待っていたかのように
目が合うと、凄く嬉しいそうに、にこりと微笑み、

「卒業式の後、第2体育館で待ってる。」

と言って、1人、学校へ向かって行った。

( …何だったんだ )

私は、意味もわからず、とりあえず、
A子ちゃんとは違う道から学校へと
向かった。