地味女子。〜恋物語〜


私が教室に入ると、
シーンとした。

(▪▪▪ こわーい。え。なにこれ。こわーい。)

私は、自分でもわかるくらい
名一杯の作り笑顔で
自分の席へと向かう。周りなんて見れない。

席についた瞬間、少し間があった。

沈黙の時間…
すごく怖かった。

B君が、近くにいた
友達に話しかける。

クラスが少しざわついた。

すると、

何となくいつもの空気になる。

クラス全体も話始め、なんとか
いつもの雰囲気に戻る。

幼いながらに、安心した。

もちろん、この日から
A子ちゃんとは一切話さなくなった。