地味女子。〜恋物語〜

その日、私は
体調が悪いと先生に告げ
学校を早退した。

次の日、

学校……行きたくないな…

なんて考えながらも、
支度をし、家を出た。

学校に着くと、突然
体に鉛が絡まったかのように
教室へと向かう足取りが重くなった。

教室の扉の前まで、一呼吸。
そして、口角を上げて微笑んだ。

ー ガラガラガラッ ー