地味女子。〜恋物語〜


ドアが開いた。

(うわっ、先生か....!?)
心臓がバクバクする。

入り口を見ると、そこには
B君がいた。

「よ...っ!」

カーテンの隙間から日光が差し込む
少し薄暗い部屋の中で、震えていた私に
申し訳なさそうな笑みを浮かべながら
右手をひょいとあげて、軽く会釈した。

私も、戸惑いながら
軽く会釈をして、

「ど…も....っ」と言葉を返した。